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2007/06/24

やったもん勝ち

・・・ですよね。

新司法試験、考査委員の慶大教授が類題演習

高校野球だと、部長や監督が不祥事起したら、生徒にとっては何かメリットを受けているわけではないのに、その年の大会は出場辞退したりしますよね。高校生にとって甲子園へのチャレンジは3回しかないのに。しかもその時の3年生は泣くしかない。

それがロースクールだと、学生はメリット(司法試験受験において有利であった)があった可能性が高いにもかかわらず、ペナルティなし、ですか。ここは見せしめの意味も含めて、慶応大学法科大学院卒業生で今年受験した人は行政法論文試験はゼロ点(つまり全員今年は不合格)とかにするべきではないか、と思う。それくらいしないと同様の事件の再発防止はできないでしょう。

実際に学生が有利になったかどうか、じゃないと思う。そういう不正行為、疑いを持たれるような行為は絶対にダメ、という意識が関係者全員にないと国家試験なんて成り立たないでしょう。学生にペナルティがないなら、学生は何とか試験問題を聞きだそうとするし、考査委員を教授として抱えている大学院側も無言の圧力をかけるだろうし、「バレないようにやって、合格者数が多ければ成功」みたいな流れ、になるのは目に見えている。

※今年の慶応大学卒業生全員が不合格になっても私にデメリットはあってはメリットはありませんので(念のため)

ちなみに、この教授の特別講義を受けた学生(慶応大学法科大学院の学生全員と仮定すれば)が有利になったかどうかを確認することはできると思う。

(1) 行政法択一試験における、慶応大学卒業生の平均と全学生の平均の比較
(2) 行政法論文試験における、慶応大学卒業生の平均と全学生の平均の比較
(3) 全科目の択一試験における、慶応大学卒業生の平均と全学生の平均の比較
(4) 全科目(選択を除く)の論文試験における、慶応大学卒業生の平均と全学生の平均の比較

(1)と(2)が直接的な判断材料。今回の事件は論文試験のみに影響を与えたと言えるから、(1)と(2)が大きく異なるのであれば有利に働いた可能性が高い。(3)と(4)を比較することで、慶応大学の学生が論文試験と択一試験、どちらを得意にしているかの傾向は分かるので、これを前者の判断の補助資料として使えばよい。(2)と(4)の比較の結果、(2)の方が明らかに好成績という場合、慶応大学の学生は行政法に強い、という特殊事情があれば理由づけになるが、これは新司法試験がまだ2回目ということから立証は困難であり、疑惑の目が向けられても仕方ないと思う。

このあたりの比較をしようとしないで、「立証困難だからペナルティなし」というのは、何らかの圧力を感じる。
なんかイヤになるな。

※別に慶応大学を攻撃しているわけではなく、今回の事件が慶応大学が舞台となっただけで、これが早稲田だろうと東大だろうと、全員不合格にすべきだ、という私の意見は変わらないです。

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コメント

当然。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070629AT1G2900T29062007.html

慶応大学の処分はいかに。

投稿: さわじぃ | 2007/06/29 23:56

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